Saturday, March 19, 2011

津波被災地の現状-千葉県旭市飯岡

関東の津波被災地域である千葉県の旭市飯岡地区に行ってきた。


飯岡地区では津波の被害が大きく、300棟以上が全壊し、現在も約400人が避難生活を続けています。

地震直後に、銚子市で高さ2・4メートル、館山市で1・6メートル、千葉市で0・9メートルの津波を観測。

津波は海岸から道路や水路をつたって100〜200メートルほど押し寄せたとみられ、海岸沿いの道路ではガードレールが曲がり、民家は泥とがれきに埋まった。



千葉市内のガソリンスタンドはどこも20〜30分も待てば給油可能だった。

飯岡の海岸線にでると急に景色が一変した。


ゴミなのか一時的に置いているのかは不明だが道路の端は常にこんな感じだった。

津波により倒壊してしまった壁。いたるところでこのような光景がみられた。

土台は残っているが上部は完全に倒壊。

海を背にして建っているが、後ろから津波に襲われ開口部分にあったハズの窓などはすべてなくなっていた。

道路を通すため、空いている土地には瓦礫の山が築かれている。

津波により崩壊してしまった、堤防の残骸。

コンクリートブロックの壁も横倒しに。

海岸沿いの家の1列目の家は、ほぼ深刻な被害をうけていた。
この地域は瓦屋根の家が多く、そうゆう家の全壊が多かったように思える。

なにか巨大なものが流れてきてぶちあたったのだろうか。

小さな小屋はいとも簡単につぶされていた。

ドアが吹っ飛ばされた電話ボックス。そうとうな怪力でもこれはできない。

この家は被害が少ないほう。多分まだ住人の人が住んでいる様子。窓など補強が目立つ。

網になっているフェンスもまっすぐたつことをゆるされず折れ曲がっている。
農小屋もまた例外ではなく、つぶれていた。

かなりパースがおかしな家。

正面から。

横に回ってみると車が塀を飛び越えて民家に直撃。

いったいどのような力が加わったらこうゆう状況になるのだろう。。。

無惨に折れ曲がったガードレール。根っこからもっていかれてます。

海岸に集められた?瓦礫の山。いったいどれほどの損失なのか見当もつかない。

海岸と道路の間にある空き地。コンクリートやブロックが無惨にもはがされて足の踏み場もない状態。



歩行者と自転車専用の気持ち良さそうな海沿いの道も道路がところどころ断絶。

瓦礫の山と倒壊したフェンス。飯岡の海岸沿いはずっとこんな感じでした。

憩いの場のベンチも今は誰も休めない状態に。

今回の津波はこの立て看板をも飲みこんだであろう。

憩いの場であるリフレッシュセンターは自販機がなかで暴れたのであろう。自販機も傷ついている。

ボランティアと思われるかなりの人数の若者が瓦礫の移動などお手伝いしていました。千葉県では現段階でボランティアを受け入れています。詳しくは旭市のホームページでチェックしてみてください。http://www.city.asahi.lg.jp/index.html

家主のいない灯が消えてしまった家。

道路沿いはひたすら瓦礫とゴミの山が続く。

立て直せない家は一度壊している様子。

ベランダが落っこちてしまっています。人はいたのだろうか。

ぐちゃぐちゃ。なにがあったのかもわからない。

屋根だけがどこからか流れてきたのか。見るも無惨な姿に。

1Fの家はすべての家財道具が浸水してしまっていた。

2列目3列目の家にも被害が及んでいる。

トラックの奥の家々は歪みが発生。

ここでは水道管が破裂して水が噴き出していました。まだところどころで断水の家があるようです。

各家しっかりと必要なものとそうでないものを分別しているように見えた。さすが日本人!

流されてきたのか、もともと駐車場であったのか、車が突っ込んで大破していた。

飯岡漁港の被害は千葉の中でも特にひどいようで、漁船が堤防にうちあげられて回収も難しい状況。

船と船が折り重なるようにうちあげられていた。

こちらは向かい合わせ。

決壊した堤防を塞ぐかのような漁船たち。

どんな力が加わればこのような曲がり方になってしまうのだろう。


所属する漁船計190隻のうち、転覆した漁船は17隻、岸壁に乗り上げた漁船は29隻。

半数はエンジンなど、船体や機械のどこかが破損しているという。

乗り上げた漁船の多くは海に突き出た堤防の外側にあり、クレーンが近づくことができないため、土砂で通路をつくるところから始めなければならない。 

また、漁網を使った漁が盛んなだけに、海に入り込んだ漁網は多数で、スクリューに絡まる恐れがあるため、並行して網の除去作業を進めている。

主力のイワシが旬を迎えたなかでの大災害。

同漁協の守部幸一常務は「せっかく最近は漁獲量が上り調子になってきたのに」と肩を落とすが、「全滅したわけではない。全力で復旧に取り組む」と前を見据えた。

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